(株)一五不動産情報サービスは、2013年4月期の「物流施設の賃貸マーケットに関する調査」結果を発表した。延床面積または敷地面積が1万平方メートルの賃貸物流施設のうち、東京圏192棟、大阪圏44棟を対象に調査したもの。
当期の東京圏の空室率は2.3%(前期比0.1ポイント増)。新規供給25万平方メートルに対し新規需要は23万1,000平方メートルと、おおむね均衡した需給バランスとなった。募集賃料は、1坪当たり3,880円(同2.1%増)と上昇。前期(13年1月)までの弱含み推移から、小幅ながら上昇に転じた。
また、大阪圏の空室率は1.0%(同0.5ポイント減)。3四半期連続の需給改善で、新規の開発計画も増加している。募集賃料は、1坪当たり3,250円(同0.3%増)と上昇。良好な需給環境を背景に、安定した賃料水準が続く見通し。