NPO法人住宅再生推進機構は4日、(株)住宅あんしん保証(東京都中央区)の本社にて「平成25年度税制改正と瑕疵保険の活用と不動産ビジネスへの活かし方セミナー」を開催した。
セミナーでは、同機構専務理事の高橋正典氏が講師となり、今年度の税制改正について解説した。併せて国土交通省が中古不動産流通市場の活性化推進への新たなビジネスモデルの募集を開始したことや、大手不動産事業者が相次いで開始した瑕疵保険の内容についても紹介した。「売り主にとっては保険を付けるこで自信をもって売却でき、買い主にとっては建物に関する保証があるという安心感を得ることができる」などのメリットを説明し、不動産ビジネスにおける瑕疵保険の活用などについて、分かりやすく解説した。
また、同機構理事長の堀本雄一氏が、4日より地域中小住宅・不動産事業者を対象にサービスを開始した24時間365日対応のコールセンター「住マイルライフサポート」について説明。「不動産仲介の現場で何が必要かを考え、どのようにすれば他社との差別化を図っていけるのかをコンセプトにしたサービス。中小の不動産仲介会社が地域で生き残っていくには、地域に密着してニッチな市場を押さえていくことが必要だ」などと力説した。