森ビル(株)は4日、六本木ヒルズの省エネルギー型冷却装置システム「ドライミスト」が噴霧条件を満たしたことから、今年初めて稼働したと発表した。昨年より16日早い稼働となる。
同社では、来街者の快適性向上および省エネルギー推進を目的に、2006年夏から六本木ヒルズに省エネルギー型冷却装置システム「ドライミスト」を導入。超微細な水滴をノズルから噴霧し、その水滴の気化熱によって冷涼感が得られるもので、噴霧エリアの気温を約1~3度低下させる効果がある。
同システムでは、周囲の気象を観測し、運転を自動制御する。なお六本木ヒルズにおける噴霧条件は、開始条件が気温27.5度以上、湿度70%未満、風速秒速4m未満で降雨がなし。