不動産ニュース / 調査・統計データ

2013/6/10

日本では物流施設や居住用賃貸の投資需要が拡大/ラサール

 ラサール インベストメント マネージメント インクはこのほど、アジア太平洋地域におけるコア投資の機会についての予測を公表した。

 現在、コア投資の対象となるアジア太平洋地域の不動産市場は、2008年以前の約9億8,000万米ドルから、12年末には23億米ドルに伸長。ストック全体規模で135%の成長、すべての投資分野におけるシェアは4.85%増加している。

 エリア・投資機会別の分析では、アジア太平洋地域のホテルについては、主要な玄関都市に立地する3~4つ星のホテルが、他の商業資産クラスと比較して安定したインカムリターンを創出すると分析。
 オーストラリアでは、中心地区に位置する設備の整った小規模オフィスや、人口が増加している地域に立地した生活必需品を中心とするショッピングモールを、日本では東京の主要5区に位置し、長期的なリスク調整後のリターンが高いBグレードオフィスが、安定的なインカムを生み出すとして挙げている。また、首都圏や大阪都市圏の近代的なマルチテナント型施設や、首都圏エリアの賃貸住宅物件についても、投資家需要が増加していると分析した。

 アジア太平洋地域 投資戦略・リサーチ部ヘッドのポール・ゲスト氏は、「投資対象となる不動産ストックの流通はアジアにシフトしている。経済と金融の情勢がコア投資への需要を下支えすると予測しており、目標リターンは約6~10%」とコメントしている。

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年11月号
再注目の民泊。市場動向、運営上の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/10/1

「海外トピックス」を更新しました。

vol.433 世界遺産都市マラッカの医療ツーリズム環境【マレーシア】」を更新しました。

医療を目的に渡航する「医療ツーリズム」。マレーシアは近年、その医療ツーリズムの拠点として成長を遂げています。今回は、歴史的街区が有名な国際観光地マラッカの病院を取材。多くの医療ツーリストを受け入れている環境について探りました。…続きは記事をご覧ください☆