東急リバブル(株)は10日、会員限定の広域物件情報サイト「広域Navi」の運用を開始した。
「広域Navi」は、(株)ネクスウェイ(東京都港区、代表取締役社長:田中宏昌氏)が提供するコミュニケーションクラウドサービス「NEXLI NK」を基に構築した無料ウェブサイト。同社ソリューション事業本部が、売り主から情報公開の同意を得られた物件情報を、事前登録された会員を対象に限定公開する。
同サイトは、希望エリアやアセットなどの条件に応じて会員ごとに異なる物件一覧を表示させることが可能。条件希望に合った物件の新着情報や価格改定等の変更情報があった場合はメールで配信。会員は、投資機会を逃さず、希望する物件の情報を効率的に受け取ることが可能。
またクラウドサービスによって、これまでより多くの情報取得ができ、物件情報のほか、同社ホームページ内の「不動産ビジネスサービス」サイトや同本部バリュエーショングループが発行する「全国主要都市マーケット・レポート」などの閲覧や、必要資料のダウンロードも可能とした。
これまで同本部は、一般への情報公開が難しい投資用・事業用不動産への購入希望者を探すため、地方の不動産会社など約8,000社に対し、インターネットやFAXを利用し物件情報の一斉配信サービスを行なってきた。新サービスの導入により、顧客の売買のニーズをいち早くマッチングし、迅速な不動産仲介サービスの実現を目指す。今後は、同サービスの対象となる会員を拡大し、より広範なネットワークを構築していく。