不動産ニュース / 調査・統計データ

2013/6/17

東京主要5区のオフィスビル、空室率2ヵ月連続改善/ビルディング企画

 (株)ビルディング企画は10日、2013年5月度の東京主要5区(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)オフィス市況調査結果を発表した。

 東京主要5区のビル(基準階床面積100坪以上)平均空室率は8.62%(前月比0.07ポイント減)と、2ヵ月連続で改善となった。
 最も空室率が改善したのは渋谷区で4.29%(同0.48ポイント減)で、渋谷駅周辺や恵比寿で成約が相次いでいることから、4ヵ月連続の改善となった。千代田区でも丸の内・大手町で中規模な成約が相次いだことなどにより空室率は6.20%(同0.26ポイント減)と改善したほか、中央区、港区でも若干改善した。その一方、新宿区では、大型テナントの解約による1,000坪超の新規募集が複数あり、空室率は11.80%(同0.53ポイント増)となった。

 推定成約賃料は1万5,969円(同27円増)と2ヵ月連続の上昇。新規募集物件での賃料値上がりが続いているほか、一部の募集中物件にも成約賃料を引き上げる動きがみられ、募集物件が多く、賃料値上がりの動きは限定的だったとしている。

 新築ビルの平均空室率は10.84%(同6.55ポイント減)、推定成約賃料は3万91円(前月比1,258円増)。大規模空室を抱えていたビルが築後1年を経過し、調査対象から外れたことに加え、5月竣工の3物件が高稼働での竣工となったことによるもので、08年11月の調査開始以来の最低水準を、前月に引き続き更新した。

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