全国賃貸管理ビジネス協会(全管協)は20日、帝国ホテル(東京都千代田区)にて、第23回定期総会およびビジョン発表会を開催した。
2013年度は、「新事業新商品開発委員会」「売上倍増委員会」「コンプライアンス委員会」「事業承継委員会」の4つの委員会の活動を中心に、会員の経営に役立つ情報やノウハウを提供し、会員間での情報の共有を図っていく。
ビジョン発表会では、4つの委員会がそれぞれ活動方針を発表。新事業新商品開発委員会は、新事業と新商品の開発に注力するとし、売上倍増委員は、売り上げを増やした成功事例などの情報を会員間で共有するためにセミナーを実施していく方針を発表した。また、事業継承委員会は「経営マインド21部会」を中心に事業継承者が互いに情報交換などができるような仕組みづくりに取り組み、コンプライアンス委員会は、研修や研究内容を常時視聴可能なEラーニング化を推進していくとした。
冒頭挨拶に立った同協会会長の高橋誠一氏(三光ソフランホールディングス(株)代表取締役社長)は、「当協会は日本で最大といってもよい賃貸管理のネットワークとなった。会員は、さまざまな情報を得て、それを自社に持ち帰り業務に取り入れてほしい。仕事だけでなくイベントも行なっている。ぜひそのようなイベントも活用して会員相互間で交流を図りコミュニケーションを取ってもらいたい」などと述べた。
また、高橋氏をコーディネーター、各委員長をパネラーにして「5年で売上倍増・利益倍増」というテーマでパネルディスカッションを開催。売り上げや利益を伸ばしていくには、「同じ環境下で売り上げを伸ばしているところがあれば、その取り組みをまずは真似をしてみること」「多店舗展開をしていくことが大切」などの発言が交わされた。