アットホーム(株)と(株)三井住友トラスト基礎研究所は21日、2013年第1四半期のマンション賃料インデックスを発表した。アットホームの全国不動産情報ネットワークで成約した全国11都市の賃貸マンションを対象に、四半期ごとに調査しているもの。09年第1四半期を基準点とし、価格変化を指数化している。
今期の全国主要都市の総合賃料指数は、首都圏が東京23区97.58(同1.21ポイントアップ)、東京都下95.98(同0.83ポイントアップ)、横浜・川崎市98.66(同0.37ポイントアップ)、埼玉東南部99.05(同1.43ポイントアップ)、千葉西部96.50(同0.67ポイントアップ)。地方都市が、札幌市102.59(前期比0.54ポイントアップ)、仙台市117.05(同3.77ポイントアップ)、名古屋市93.78(同0.02ポイントアップ)、大阪市106.04(同1.42ポイントダウン)、大阪広域97.62(同1.30ポイントダウン)、福岡市100.61(同1.17ポイントアップ)。全国的に賃料は堅調に推移した。
東京23区を物件別でみると、シングルタイプ(18~30平方メートル)は96.36(同1.07ポイントアップ)、コンパクトタイプ(30~60平方メートル)が98.77(同0.97ポイントアップ)、ファミリータイプ(60~100平方メートル)が93.04(同0.64ポイントアップ)と、シングルタイプが大きく伸長した。安定した人口流入に支えられて需給バランスが改善傾向にあり、すべてのタイプで賃料が下げ止まり傾向にあるとしている。
また大阪市は、シングルタイプ101.17(同2.15ポイントダウン)、コンパクトタイプ106.08(同1.76ポイントダウン)、ファミリータイプ101.86(1.15ポイントダウン)ながら、前年同期の指数等と比較するとすべてのタイプで横ばい傾向となり、賃料は堅調に推移しているとした。