（株）ファーストロジックは24日、「不動産投資家市況調査」結果を発表した。同社運営の収益物件マッチングサイト「不動産投資の楽待」の会員である不動産投資家を対象に、6月にオンラインで実施。最近の市況に対する見解について、344名から回答を得た。
「アベノミクスを実感しているか」の問いでは、年収800万円以下の不動産投資家56％が「実感していない」と回答。逆に年収800万円以上の不動産投資家は55％が「実感している」と答え、年収800万円を境に正反対の傾向となった。
「実感していない」理由では、「期待が加熱しているのは感じるが、実体経済が動いているようには感じない」「個人レベルでは効果が体感できないから」などが挙げられた。「実感している」理由では、「保有金融資産の値上がりを通じて感じている」「金融機関の融資姿勢が積極化している」などが挙げられた。
また「今、投資物件は買い時だと思うか」の問いには、58％が「買い時」と回答。「金融機関の融資条件が緩和されているから」「価格上昇や金利上昇によるローン審査の厳格化前に」と、今後の融資条件を意識した回答が多く見られた。
