近鉄不動産(株)はこのほど、近鉄学研奈良登美ヶ丘住宅地(奈良県奈良市)に、奈良県との連携事業による「奈良の木の家」モデルハウスを完成させ、29日より一般公開する。
同事業は、奈良県産材を積極的に利用することで、奈良県の林業・木材産業の活性化を図り、森林を豊かで健全な状態で次世代に引き継ぐとともに、活力ある地域社会の実現を目指すもの。今回、奈良県と早稲田大学による連携事業「吉野材を使った空間デザイン提案事業」に同社が協力、提案デザインをもとにモデルハウスを建築した。
「奈良の木の家」は、建築面積82.76平方メートル、延床面積125.80平方メートル。同社が中心となって商品化した奈良県産集成材を利用。また、24時間調湿換気システムによる木材の乾燥収縮の防止と空調の抑制による省エネ性の向上を実現。長期優良住宅の認定も取得している。
さらに、奈良県の「奈良県地域認証材使用住宅助成事業」および林野庁「木材利用ポイント制度」も適用可能な仕様としている。
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