全国のホームビルダーによる協働グループ「ジャーブネット」(主宰:宮沢俊哉・アキュラホーム(株)代表取締役社長)は4日、目黒雅叙園(東京都目黒区)で第14回「ジャーブネット全国大会」を開催。2012年度の実績報告と13年度の活動方針発表などを行なった。
12年度は、会員数が338社(前年比12社減)、販売実績が7,638棟(同71棟増)、会員1社の平均販売棟数は20.6棟(同0.5棟増)。量ではなく質を追求し、優良な住まいづくりに努めた結果、会員数は減ったものの、販売実績は増加、1社当たりの注文棟数も5年連続で増加した。
今年度は、重点施策として(1)優良ビルダーによる実践情報の共有、(2)「永代ビルダー塾」(優良なビルダーの育成)のさらなる推進、(3)「師範代塾」(営業ツールや集客方法の研究などについて学び語り合う場)のさらなる充実、(4)「KAIZEN(カイゼン)プロジェクト」(コストダウンで収益増やバリューアップによる販売力向上)の開始、などを掲げた。
同日、会見した宮沢主宰は「最低でも自己資本比率30%以上、完工棟数20棟以上でなければ時代の変化に対応できず、安定経営はできない。中期的に無借金経営、後継者の育成、地域貢献などを目標に掲げ、会員全社が永代続く優良ビルダーとなれるよう邁進していきたい」などと述べた。