野村不動産アーバンネット(株)は5日、2013年7月1日時点の首都圏「住宅地価格」と「中古マンション価格」の実勢調査結果(13年4~6月)を発表した。四半期ごとに東京都区部、東京都下、神奈川県、埼玉県、千葉県の住宅地と中古マンションを対象に調査しているもの。
13年4~6月の住宅地価格の変動率は0.8%(前回0.0%)。エリア別の平均変動率は、9四半期ぶりにすべてのエリアでプラスとなった。「値上がり」を示した地点が30.0%(同18.6%)と拡大、「横ばい」を示した地点は68.6%(同74.3%)と減少した。「値下がり」を示した地点も1.4%(同7.1%)に減少している。
中古マンション価格の変動率は0.4%(同マイナス0.1%)。エリア別の平均変動率は、千葉県を除いてプラスとなった。「値上がり」を示した地点は26.0%(同14.9%)と拡大、「横ばい」を示した地点は62.8%(同72.1%)と減少。「値下がり」を示した地点も11.2%(同13.0%)に減少している。
また、12年7月~13年6月の住宅地価格の平均変動率はマイナス0.6%(同マイナス2.3%)。「値下がり」地点が減少し、「値上がり」地点が増加。中古マンション価格の変動率はマイナス1.2%(同マイナス2.7%)。「値下がり」地点と「横ばい」地点が減少し、「値上がり」地点が増加している。