積水ハウス(株)は10日、同社が運営・管理する国内クレジット制度に基づく「グリーンファースト倶楽部」において、第32回国内クレジット認証委員会より国内クレジットとして認証を受けたと発表した。
「国内クレジット制度」は、温室効果ガス排出削減量を認証し、排出権取引等に活用できる制度。温室効果ガスの排出削減と省エネ活動の推進を目的に、経済産業省、環境省、農林水産省が2008年10月から実施している。
同社と積水ハウスリフォーム(株)は、太陽光発電システムと燃料電池によるCO2排出削減事業を企画。2011年にプログラム型排出削減事業として承認を受けた。このほど住宅に設置した太陽光発電システムや燃料電池により削減されたCO2排出量7,271tをとりまとめ、国内クレジットとして認証を受けたもの。
なお、同倶楽部開始からの通算7,544tの削減量は、樹木の削減量に換算すると約53万本に相当。プログラム型で認証を受けた事業の中では、国がとりまとめを行なっている「グリーン・リンケージ倶楽部」に次ぐ、住宅業界最大、かつ民間事業者としても国内最大の削減量。
このクレジットを用いた排出権取引による売却益は、環境貢献活動へ寄付する予定。