住友林業グループの住友林業ホームエンジニアリング(株)社員の岡本悠希氏が、「第42回技能五輪国際大会」建築大工職部門で敢闘賞を受賞した。同社の授賞は、第35回大会での敢闘賞、39回大会での銀賞、41回大会での銀賞に続くもの。
同大会は、参加各国における職業訓練の振興と青年技能者の国際交流、親善を図ることを目的に2年に1度開催されるもの。今大会では、53の国と地域、1,000名を超える技能者が参加、46の職種で世界一を競った。
建築大工部門は、制限時間22時間以内に課題の木造建築模型を作り上げる競技で、今大会13ヵ国13名の代表選手が参加。木造建築物の屋根の構造が多角形になる複雑な課題を作成していく過程で、正確な原寸大の作成・墨付けがされているかという点、部材の加工精度、寸法精度、組み立ての際の正確さ等の技術力や作業スピードが審査される。同氏は、正確な採寸、加工技術などについて高い評価を得て、受賞につながった。