住友不動産(株)は11日、分譲マンション用の「免震エレベーター」を開発したと発表した。
新築の中層分譲マンション用に開発したもの。エレベータ-を格納するコンクリート壁の内側にガイドフレームを組み、その最下部に免震装置と制震装置を設置、地震発生時の揺れを軽減する。従来は、震度5以上の揺れで、運転再開のために保守担当者の安全確認が必要だったが、「免震エレベーター」では震度5強の大地震後でも自動復旧運転が可能。
同エレベーターは、免制震構造評定委員会の審査を経て、(一財)ベターリビングの一般評定を取得。個別の建物ごとに構造評定を取得する必要がなく汎用性が高い。今後、首都圏の中層マンションを中心に導入を進めていく。