伊藤忠アーバンコミュニティ(株)は11日、中国の大手ファシリティマネジメント会社グループの持株会社である「ESGホールディングス・リミテッド」(ESG社)に一部出資したと発表した。
2011年に海外事業専任部署を設立し、これまでインドネシア、ベトナム、フィリピンの伊藤忠グループ関連の工業団地・サービスアパートメント・オフィスについてプロパティマネジメントに関するアドバイザリー業務を提供してきた。中国についても伊藤忠商事(株)が不動産開発を手掛けていることから、次の注力エリアとしてビル管理分野での進出を検討していた中、今回の出資に至ったもの。
ESG社は、1953年創業。中国全土に40以上の拠点を持ち、ファシリティマネジメント事業では業界売上ランクトップ5に位置付けられる企業。空港・鉄道・図書館等の公共施設や、オフィスビル・商業施設・住宅等民間施設など各地のランドマーク物件をはじめ幅広い管理実績があるほか、品質・価格の両面で高い競争力を有する。
同社は、今後も中国・東南アジアでのさらなる海外事業拡大を目指していく考え。