ミサワホーム(株)は29日、同社の研究機関である(株)ミサワホーム総合研究所が、早稲田大学佐藤将之研究室、社会福祉法人コビーソシオと共に検証した「子どもの環境行動分析による園庭・園舎デザイン検証プロジェクト」で、第7回キッズデザイン賞受賞作品211点から選出される上位賞「キッズデザイン協議会会長賞」を共同受賞したと発表した。
同プロジェクトでは、コビーソシオが運営する4園において、350名の子どもたちを調査。保育空間が子どもの視点からどのように映り、子どもの行動や発達に関わっているかを検証したもの。
結果、果樹林や地面の起伏などの自然環境を利用した仕掛けを持つ園庭は、固定遊具のみの園庭と比べて、多様な動作や遊びを生み出すことが分かった。また、ガラス張りの吹き抜け空間を取り入れた園舎では、上下階でお互いを見ようとする様子が多く見受けられ、新たなコミュニケーションや活動のきっかけを与えていることが読み取れたという。
なお、同社がキッズデザイン賞の上位賞を受賞するのは初。