ミサワホーム(株)は31、国内クレジット制度に基づくCO2排出削減事業として運営する「ECOになる家の会」において、9日付けで国内クレジット認証を取得したと発表した。
「ECOになる家の会」は2009年に、これまで評価されていなかった一般家庭での太陽光発電によるCO2排出削減効果を活かす全国初の仕組みとして設立。会員であるミサワホームのオーナー宅のCO2排出削減量を取りまとめ、排出権(国内クレジット)化する取り組みを進めてきた。
同会は、同制度において、10年に太陽光発電システム搭載住宅のCO2排出削減事業として初の事業承認を受け、さらにプログラム型排出削減事業としても初の事業承認を取得している。会員数は13年3月末時点で2,512組。
4度目の取得となる今回は、12年度のCO2排出削減分として国内クレジット1,502t-CO2の認証を取得し、累計で1,954t-CO2が認証された。同社は、この認証分を全量買取り、その収益を社会・環境貢献活動などに活用していく予定。
なお、国内クレジット制度は、08年10月に期間限定でスタート。また、08年11月にはカーボン・オフセットの仕組みを活用したオフセット・クレジット(J-VER)制度もスタートしているが、いずれも13年3月末で終了。4月から2つの制度を発展的に統合した「J-クレジット制度」としてスタートしている。
同会は、新制度に移行する予定で、同社は引き続き、環境リーディングカンパニーとして社会・環境貢献活動に取り組んでいく。