(株)インテリックスグループは、一般ユーザーや同業他社をターゲットにしたリノベーション工事の外部受注事業を拡大する。
同社は、中古マンションを仕入れ、リノベーションを施した上で再販する「リノヴェックスマンション事業」を1996年から開始。これまでに、約1万3,000戸を販売。そのノウハウを生かし、自社で物件を仕入れずリノベーション工事だけを請け負う事業を伸ばす。
工事に必要な部材をあらかじめプレカット、接着材を用いることで、工事音を出さず工期を短縮、施工品質の平準化を図る「グッドインフィル工法」や、6面断熱により冷暖房費を45%削減する「エコキューブ」、10年間のアフターサービス保証で差別化する。
また、7月からセレクト型リノベーション商品「ちょうどいいリノベーション」サービスの提供を開始。住宅設備や資材のみならず、壁や床、天井、配管といった下地もリノベーションを行なう際の選択肢とし、“既存下地をそのまま利用”“フルスケルトン”、“スケルトン+下地性能アップ”など、予算やこだわりに合わせて選択できるようにした。選択肢を入力することで見積り額を確認できるシミュレーションサイトをオープン。間取りやリノベーションの範囲、使用する設備や仕上がりをイメージしながら実価格に近い概算費用を提示。ユーザーへの価格の透明性を向上させる。
1日会見した、同社代表取締役の山本卓也氏は「当社は、月間おおむね100件程度のリノヴェックスマンションを販売している。リノベーション工事の外部受注についても、2、3年かけ年間1,000戸規模に拡大させたい」と抱負を述べた。