三菱地所レジデンス(株)は、都心のフラッグシップマンションシリーズ「ザ・パークハウスグラン」の第3弾となる「ザ・パークハウスグラン千鳥ヶ淵」(東京都千代田区、総戸数73戸、販売対象住戸22戸)の第1期販売を、9月上旬から開始する。5日、モデルルームを報道陣に公開した。
同物件は、東京メトロ半蔵門線「半蔵門」駅徒歩5分に立地する、地上14階地下2階建てのマンション。建設地は、オフィスビル跡地で、南東を皇居の森と濠に面する抜群の立地。2011年、地権者から有効活用提案を求められ、等価交換で事業化した。
建物は、(株)竹中工務店施工の免震工法を導入。外観は、山西緑の御影石を使用。軒や庇など伝統的な日本建築のモチーフを取り入れ、2,400mmのハイサッシュ、ガラスバルコニーと併用することで、採光性と直射日光軽減を実現した。
住戸は、専有面積72~179平方メートル。全戸が南東面、ほとんどの住戸が多面採光、8m以上のワイドスパンで、天井高2,800mmを確保。内装は、御影石や桐などの天然素材をふんだんに使用し、設計段階からのフルオーダーにも対応している。
販売予定価格は、1億6,000万~5億4,000万円台。最多価格帯2億7,000万円台。平均坪単価は800万円を超える見通しで、同社がバブル崩壊後分譲したマンションで最高額となるほか、リーマンショック後分譲されたマンションとしては、業界最高額となる見込み。
5日会見した同社副社長執行役員の瀬川 修氏は「正式な価格は、顧客動向を見て決定するが、リーマンショック後最も高額な商品となる。唯一無二の立地はもちろん、設備仕様、三菱地所グループ一丸となってのアフターサービスを高い次元で兼ね備えた物件で、価格だけの価値は充分あると自信を持っている。建設現場に看板を出しているだけにもかかわらず、問い合わせが200組以上入っている」と抱負を語った。
なお、「ザ・パークハウスグラン」第1弾の「ザ・パークハウスグラン南青山高樹町」(東京都港区、総戸数86戸)は、4月の販売開始以来9割が販売済み、第2弾の「ザ・パークハウス グラン 三番町」(東京都千代田区、総戸数148戸)は、6月の販売開始以来100戸が分譲され、ほぼ完売しているという。