住友不動産(株)は8日、2014年3月期第1四半期決算を発表した。
当期(13年4月1日~6月30日)の連結売上高は2,057億2,400万円(前年同期比39.6%増)、営業利益428億3,200万円(同35.3%増)、経常利益365億8,300万円(同54.8%増)、当期純利益222億2,200万円(同95.3%増)と増収減益。支払い利息減少などで営業外損益が17億円余改善。投資有価証券評価損の減少で、最終利益も大幅増となった。
主力の不動産賃貸事業は、既存ビルの空室率改善と、新規竣工ビルの通期稼働が寄与したものの、テナント工事等の付帯収益は減少し、営業利益は685億3,000万円(同0.3%減)、営業利益244億100万円(同0.3%増)とほぼ横ばい。
不動産販売事業は、マンション、戸建て、宅地の合計で1,828戸(同1,041戸増)と販売計上戸数が大幅に増加。営業収益879億9,700万円(同139.8%増)、営業利益168億1,200万円(同152.8%増)となった。
また、完成工事事業は、「新築そっくりさん」の計上件数が1,842件(同198戸増)と好調で、営業収益355億9,600万円(同21.9%増)、営業利益15億900万円(同60.5%増)を計上した。
なお通期では、連結売上高7,600億円、営業利益1,600億円、経常利益1,250億円、当期純利益680億円を見込んでいる。