不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2013/8/9

仲介事業が伸び悩み減益に/サンフロンティア不動産2014年3月期第1四半期決算

 サンフロンティア不動産(株)は8日、2014年3月期第1四半期決算の発表に伴い説明会を開催した。

 当期(13年4月1日~14年6月30日)は、連結売上高22億7,000万円(前年同期比7.5%増)、営業利益2億7,800万円(同35.7%減)、経常利益2億5,500万円(同38.7%減)、当期純利益2億5,200万円(同38.1%減)。

 主力の不動産再生事業では、リプライニング事業において、3棟の仕入れ、3棟の売却を完了したが、販売物件の一部を第2四半期に繰り越したことにより利益はやや減少した。賃貸ビル事業においては、賃貸用ビル1棟を売却したものの、商品化中のリプライニング物件からの賃料増加があり、売上高は15億100万円(同11.6%増)、セグメント利益は3億8,000万円(同10.7%減)となった。

 仲介事業では、売買仲介事業において、市場の活況に伴う競争激化により売上高・利益ともに減少。また、賃貸仲介事業においても自社物件や商品化中のリプライニング物件のテナント斡旋に注力したものの、売上高・利益ともに減少したことにより、全体では売上高2億8,800万円(同9.2%減)、セグメント利益2億3,900万円(同12.8%減)。

 同社代表取締役社長の堀口智顕氏は説明会で、「今回販売物件の一部を来期に先送りしたことで、数字的には一見良くないが、リプライニング事業においても堅調に推移しており、今後も成長分野であると考えている」などと述べ、今後は、都心を中心にさらにリプライニング物件の仕入れに注力し、顧客のビル経営に関するあらゆる要望に、社内の専門機能部門と連携してワンストップで解決することで、他社との差別化を図っていくとした。

 なお、通期では、連結売上高160億円、営業利益29億5,000万円、経常利益28億円、当期純利益26億円を見込んでいる。

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