(株)ビルディング企画は12日、7月度の全国6大都市圏(札幌、仙台、神奈川、名古屋、大阪、福岡)の主要エリアにおけるオフィス市況調査結果を発表した。
各都市圏の平均空室率は、札幌が7.11%(前月比0.04ポイント増)と4ヵ月連続の上昇。名古屋は11.11%(同0.14ポイント増)と3ヵ月ぶりに上昇した。仙台は13.02%(同0.55ポイント減)で5ヵ月連続で改善、福岡は8.99%(同0.08ポイント減)と2008年5月以来、5年2ヵ月ぶりに8%台まで回復した。神奈川は9.40%(同0.38ポイント減)、大阪も12.08%(0.20ポイント減)と改善した。
推定成約賃料は、札幌が7,934円(同66円増)、仙台が8,572円(同204円増)、神奈川が1万590円(同103円減)、名古屋が9,692円(同15円減)、大阪が9,020円(同28円減)、福岡が9,129円(同55円減)。一部賃料上昇は見られるものの、全国的に基本的には横ばい、もしくは空室の多い経年物件での値下がり傾向が見られた。