近鉄不動産(株)は16日、大阪ガス(株)主催の「NEXT21 設計パートナーコンペティション」において、同社が応募した「プラスワンの家」が最優秀作品賞を受賞したと発表した。
NEXT21(大阪市天王寺区、総戸数18戸)とは、大阪ガスが近未来の都市型集合のあり方について、環境・エネルギー・暮らしの面から実証・提案することを目的に、1993年に建設した実験型集合住宅。コンペの対象となったのは、同マンション内の404住戸(81.51平方メートル)と501住戸(91.98平方メートル)。同社は、501住戸部門で最優秀作品賞を受賞した。
現在、ワーキングシングルの増加により、60歳代を中心に「1.5世帯」(夫婦+単身の子)が急増している。「プラスワンの家」は、そうした1.5世帯に向けた新しい集合住宅のカタチについて、室空間を土間でシェアし、独立した生活空間「プラスワンルーム」を創出するプランを提案。共に暮らす「誰か」(プラスワン)が変化しても、お互いの生活を尊重し、住み続けられる変わらない家をコンセプトとしている。
2014年1月初旬から着工、竣工は同年3月下旬の予定。
なお、404住戸については8月12日付のニュースを参照。