三井不動産（株）は19日、関西エリアでは同社初となる大型物流施設「三井不動産ロジスティクスパーク堺」（堺市堺区）を着工した。
同施設は、鉄骨造地上5階建て、敷地面積5万7,700平方メートル、延床面積13万3,000平方メートル。阪神高速4号線「三宝IC」（2013年12月末開通予定）に隣接し、阪神高速15号線「住之江IC」より約3km、南海本線「堺」駅からバス約10分徒歩1分と、大阪都市部へのアクセスに優れた立地。
大型車両が各階に直接乗り入れできるランプウェイを2基備えた、マルチテナント型物流施設で、ワンフロアを最大3区画まで分割することが可能。BCP対策として、免震構造や非常用発電機を採用。津波発生時でも倉庫や電気設備が浸水しない高さで設計した。
環境面では、建築環境総合性能評価システムのAクラス認証取得を目指しているほか、建物屋上部分に約2MWの太陽光発電パネルを設置する予定。
事業主体は、同社が100％出資で設立した堺築港八幡特定目的会社。三井不動産は、同社からプロジェクトマネジメント業務を受託し、建物竣工までプロジェクトマネージャーとして本事業を推進していく。竣工は14年9月の予定。
