不動産ニュース / 開発・分譲

2013/8/30

栃木・塩谷郡でメガソーラー発電所第1弾稼働/タカラレーベン

「LS(レーベンソーラー)塩谷発電所」全景
「LS(レーベンソーラー)塩谷発電所」全景
稼働開始を記念してのテープカット
稼働開始を記念してのテープカット
「再生エネルギー固定買取制度開始を受け取り組んでいるメガソーラー事業は、第2第3の開発も控えている。今後も、地域・社会への貢献を目指し邁進していきたい」と式典で抱負を述べる、タカラレーベン代表取締役副社長の島田和一氏
「再生エネルギー固定買取制度開始を受け取り組んでいるメガソーラー事業は、第2第3の開発も控えている。今後も、地域・社会への貢献を目指し邁進していきたい」と式典で抱負を述べる、タカラレーベン代表取締役副社長の島田和一氏

 (株)タカラレーベンは、栃木県塩谷郡で開発を進めてきた太陽光発電所「LS(レーベンソーラー)塩谷発電所」を竣工。29日、竣工式典を開催した。同社が2012年から開始したメガソーラー発電所事業の第1弾。

 同施設は、JR東北本線「矢板」駅から約9kmの塩谷町工業団地内の工場用地約3万7,000平方メートルを12年末に取得。13年初から建設を進めてきたもの。最大出力250Wのソーラーパネルを約1万2,000枚設置。設置容量は約3MW、年間予想発電量は約306万kWhに達する。総工費は、9億6,000万円。年間売電収益は約1億2,000万円。

 ソーラーパネルは(株)シャープ製。工場用地として整地されていたため、コンクリート基礎の上に建てる支柱を直接地中に打ち込み、環境負荷を軽減。工期も短縮した。

 竣工式典で挨拶したタカラレーベン代表取締役副社長の島田和一氏は、「当社は自然エネルギーの活用を推進しており、昨年度供給したマンション1,700戸のうち40%は、戸別売電対応の太陽光発電パネル付きとし、今年度は50%に達する見込みだ。7月の再生エネルギー固定買取制度発足を受け、新たにメガソーラー事業にも取り組んでおり、第2第3の開発も控えている。今後も、地域・社会への貢献を目指し邁進していきたい」などと抱負を語った。

 また、来賓として挨拶した塩谷町町長の見形和久氏は「塩谷町は、再生可能エネルギー事業をまちを挙げて推進しており、タカラレーベンさんにこの地を選定していただいたことを感謝している。豊かな自然を生かした施設で、まちのイメージアップにもなる。今後もクリーンな電力を安全に生産していただきたい」と謝意を述べた。

 同社は、メガソーラー事業を中期経営計画の柱の一つに据えており、14年3月期中に10MWの稼働を目標に取り組んでいる。すでに、塩谷町を含め首都圏5ヵ所で用地を取得。今年度中に5MWの発電規模を目指す。また、発電量や安全性等を長期にわたり検証し、太陽光発電マンション事業へのフィードバックも行なう。

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