SBIグループで地震補償保険などを販売するSBI小額短期保険(株)(東京都千代田区、代表取締役:新村光由氏)は8月29日、「地震と地震保険」に関するアンケート調査の結果を発表した。
8月9~10日に全国の持家(一戸建て・分譲マンション)に住む20~60歳代男女を対象に実施したインターネット調査で、有効回答数は563。
調査によれば、「近い将来、現在あなたが住んでいる地域で大地震が発生すると思いますか」という問いに対し、「発生すると思う」(24.7%)、「どちらかというと発生すると思う」(34.3%)と、計59%が居住区における近い将来の大地震の発生について不安を抱いているという結果となった。さらに、計60.9%が大地震の際に「大きな被害を受けると思う」、「どちらかといえば被害を受けると思う」と感じていることが分かった。
地震で被災した場合の自宅再建について、地震保険(40.5%)など何らかの形で備えをしている人は60.4%。一方、自宅再建にかかる費用について「100%準備をしている」が全体の3.7%、「80%程度」は3.9%にとどまり、「ほとんどできていない」が42.8%を占めるなど、地震被災時への経済的備えは全体の7割以上が準備不足という結果となった。
また、住宅ローン利用者対象に、自宅再建のための「二重ローン対策」について尋ねた結果、「特に対策はしていない」が91.5%とその大半を占めた。自宅再建費用に対する準備についても、住宅ローン利用者に限った回答ではこれより低い6.1%にとどまるなど、住宅ローン利用者の自宅再建への備えに対する不足感が比較的高い結果となった。
調査の詳細は、ホームページ参照。