不動産ニュース / 調査・統計データ

2013/9/5

戸建注文住宅の世帯主年齢わずかに上昇、建築費は下落傾向/住団連調査

 (一社)住宅生産団体連合会は4日、「2012年度戸建注文住宅の顧客実態調査」報告書を発表した。2000年度から実施しているもので、調査対象エリアは3大都市圏と地方都市圏(札幌市、仙台市、広島市、福岡市、静岡市)。有効回答数は4,502件。

 戸建注文住宅顧客の世帯主の平均年齢は42.1歳で、昨年度より0.9歳上昇。60歳代は昨年度から増加傾向が続いており、今年度は10%を超えた。建築費は3,054万円(前回調査:3,119万円)、土地代を加えた住宅取得費も4,188万円(同:4,285万円)と低下。建て替え率は32.9%(同:30.7%)と増加した。

 住宅取得費の年収倍率は5.9倍(同:6.1倍)で、昨年度より若干低下。借入金の年収倍率は年々上昇していたが、今回は前回と同様の4.0倍となった。住宅取得資金における「贈与あり」の割合は17.9%(同:18.7%)とやや減少。贈与額の平均は、1,253万円(同:1,185万円)となった。

 住宅ローンの金利タイプ別利用率は、「全期間固定型」が19.9%(同:26.7%)と大幅に低下。「変動型」が63.0%(同:53.3%)と6割超を占め、フラット35Sの金利引き下げ措置の終了が大きく影響した。

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