不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2013/9/18

今期は既存事業の強化とポートフォリオの拡充を目指す/THEグローバル社

 (株)THEグローバル社の代表取締役社長・永嶋秀和氏は18日、2013年6月期決算とグループの事業展開等について会見した。

 当期(12年7月1日~13年6月30日)の連結売上高は245億9,400万円(前年同期比17.1%減)、営業利益16億3,800万円(同44.6%減)、経常利益10億4,200万円(同60.2%減)、当期純利益5億4,500万円(同63.6%減)。引渡時期の期ズレが生じ、マンションの引渡戸数が減少したこと等により、減収減益となった。

 主力のマンション事業では、三鷹市と連携したエコタウンプロジェクト「IDEO-イデオ-」の進捗状況を発表。9月16日現在で、全170邸の契約進捗率は86.5%と好調に推移していると言及した。また、戸建事業における14年6月期引渡予定の契約進捗状況は24棟であるとし、今後は「住宅展示場の出店を視野に入れ、建売価格で注文住宅のようなカスタマイズを実現する住宅『HOUSTYLE(ハウスタイル)』の強化を図りたい」(永嶋氏)と述べた。

 また、今後のグループ戦略については「既存事業の強化とポートフォリオの拡充」を目指すとし、マンション事業は慎重な仕入れを前提に都心部を強化、戸建事業は積極的な仕入れを行ない戸建比率の増加を推進していくとした。中長期的な戦略として、永嶋氏は「フローからストック、実需から金融商品へシフトすることで、ポートフォリオの拡大を図る。これにより、マンション、戸建事業の3本目の柱となる事業を創出し、環境の変化に対応していきたい」と述べた。
 海外における事業展開についても言及。マーケットの規模と成長性、商品の適合性から、試験的にニュージーランド(オークランド)で戸建てを開発・推進していくとした。
 
 なお、通期の業績予想については、順調な仕入れによる引渡戸数の増加により、連結売上高398億5,900万円、営業利益23億7,100万円、経常利益18億100万円、当期純利益10億5,200万円の大幅な増収増益を見込んでいる。

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