不動産ニュース / その他

2013/9/19

「地域包括ケア」展開へ新会社始動/メッセージ

「10月には新たに3拠点を稼働する」と話す橋本会長
「10月には新たに3拠点を稼働する」と話す橋本会長

 有料老人ホームの運営等を手掛ける(株)メッセージはこのほど、同社の100%子会社である(株)JICC(東京都中央区、代表取締役社長:菊井徹也氏)を設立。事業説明会を開催した。

 メッセージは、12年に定期巡回や随時対応型訪問介護看護、訪問介護等を行なってきた(株)ジャパンケアサービスを統合。これらの事業をJICCに移管するとともに、訪問サービスのための250拠点を取得した。今回の事業再編では、メッセージが運営する介護付有料老人ホーム“Cアミーユ”入居者への訪問介護と居宅支援事業も統合し、「地域包括ケアの実現」を目指していく。

 JICCでは、利用者である高齢者のニーズに応じたサービスの組み合わせを可能としており、例えば、介護度が低い場合には出来高支払いの訪問介護をベースに夜間対応型サービスを加える、介護度が高い場合は定期巡回サービスや訪問看護を用いるなど、利用者それぞれの段階に応じたサービスを受けることができる。

 今後は、こうしたサービスを一体的に運営する事業所を開設していくとともに、1ヵ所での利用者数を2014年3月期には100~150人にまで引き上げていく。なお、18年3月期には、東京・名古屋・大阪を視野に事業所100ヵ所を設立し、利用者1万5,000人、売上高224億円、営業利益43億円を見込む。
 
 当日会見したメッセージ会長の橋本俊明氏は「この10月には川崎高津事業所など新たに3拠点が稼働する予定。高齢者が自宅に住み続けるためには介護や医療等のフルサービスが必要不可欠。質の高いサービスを提供していきたい」などと話した。

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