

(株)ヤマダ・エスバイエルホームと学校法人片柳学園はこのほど、スマートハウスのさらなる普及拡大に向け産学連携の協働に合意。その一環として、同学園の日本工学院八王子専門学校キャンパス内においてヤマダ・エスバイエルホームが建設していた実習棟が20日に完成した。
今後、スマートハウスの普及が想定される中、同学園ではこれに関わる技術職の需要が高まると予測。同学院の建築設計やインテリアデザイン、電子・電気、IT、自動車整備等の学科が実習棟として活用するスマートハウスの建設をヤマダ・エスバイエルに依頼し、実現したもの。
実習棟は木造平屋建てで、施工面積約181平方メートル。同社の「E-シェリエ」を基本に設計したもので、太陽光発電システムや風力発電システム、電気自動車(蓄電池として利用)、HEMS、LED照明、空調システム、地中熱システム、壁面緑化システム等を塔載した。
今後は、実習棟を利用した授業により即戦力となる人材育成を図るほか、ヤマダ・エスバイエルの社員による講義も実施する予定。さらに一般ユーザーに対するショールームとしても活用していく。
同日、会見した同社代表取締役社長・松田佳紀氏は、「数ある住宅会社の中から弊社を選んでいただいたことを光栄に思う。現在の建築現場は人手不足が深刻になっており、実習棟を活用していただくことで人材育成を図り、毎年5~10名を弊社で採用していきたいと考えている」などと話した。