アットホーム(株)と(株)三井住友トラスト基礎研究所は20日、2013年第2四半期のマンション賃料インデックスを発表した。アットホームの全国不動産情報ネットワークで成約した全国11都市の賃貸マンションを対象に、四半期ごとに調査しているもの。09年第1四半期を基準点とし、価格変化を指数化している。
今期の全国主要都市の総合賃料指数は、首都圏東京23区97.89(前期比0.31ポイントアップ)、東京都下95.24(同0.74ポイントダウン)、横浜・川崎市99.18(同0.52ポイントアップ)、埼玉東南部97.48(同1.57ポイントダウン)、千葉西部96.49(同0.01ポイントアップ)。
地方都市が、札幌市104.16(同1.57ポイントアップ)、仙台市118.88(同1.83ポイントアップ)、名古屋市94.28(同0.50ポイントアップ)、大阪市108.17(同2.12ポイントアップ)、大阪広域96.85(同0.78ポイントダウン)、福岡市100.04(同0.57ポイントダウン)。札幌市や仙台市は上昇傾向にあり、横浜、川崎市、福岡市も堅調に推移した。
東京23区を物件別でみると、シングルタイプ(18~30平方メートル)は96.76(同0.40ポイントアップ)、コンパクトタイプ(30~60平方メートル)が99.35(同0.58ポイントアップ)、ファミリータイプ(60~100平方メートル)が95.87(2.83ポイントアップ)。人口流入の継続で需給バランスは堅調に推移し、賃料はすべてのタイプで緩やかながら上昇傾向となった。
また大阪市は、シングルタイプ101.78(同0.61ポイントアップ)、コンパクトタイプ106.45(同0.37ポイントアップ)、ファミリータイプ107.75(5.89ポイントアップ)と、シングル・コンパクトの賃料は引き続き横ばいだが、ファミリーの賃料には改善の兆しがみえるとした。