不動産ニュース / 調査・統計データ

2013/9/25

国内太陽光発電システム市場、12年度は初の1兆円超え/矢野経済研究所調査

 (株)矢野経済研究所は24日、「国内太陽光発電システム市場に関する調査結果2013」を発表した。6~8月にかけて、国内太陽電池セル・モジュールメーカー、太陽光発電システムインテグレーター、住宅用および公共・産業用太陽光発電システム販売事業者に対し、直接面談、電話によるヒアリング、文献調査などにより調査した結果をまとめたもの。

 2012年度の国内太陽光発電システム市場規模は、前年度比180.9%の1兆3,198億円。初の1兆円の大台を突破した。内訳は、「住宅用太陽光発電システム市場」が同114.2%の7,046億円(構成比53.4%)、「公共・産業用太陽光発電システム市場」が同545.9%の6,152億円(46.6%)。住宅用太陽光発電システム市場が前年度までと同様、順調に拡大したことに加え、12年7月に開始された再生可能エネルギーの固定価格買取制度の影響により、公共・産業用太陽光発電システム市場が急拡大したことが要因。

 今後について、住宅用太陽光発電システム市場については、これまで市場拡大を牽引してきた既築住宅数の減少や、産業用システム販売への営業リソースシフトが原因で伸び悩むと予測。しかしながら、新築住宅向け販売については順調に搭載率が上昇すると見込み、20年度には8,010億円に拡大するとしている。
 公共・産業用太陽光発電システム市場については、14年度までは急拡大するものの、その後は固定価格買取制度の買取条件の悪化等により、20年度には2,007億円まで縮小すると予測した。

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