(一財)日本不動産研究所はこのほど、(株)ビーエーシー・アーバンプロジェクトと共同で「店舗賃料トレンド2013 秋」(13年上半期)を発表した。
東京都内5エリア、および地方主要都市8エリアで、過去3年間にわたって店舗公募賃料データを収集、店舗賃料トレンドを分析したもの。公募賃料データについては、アトラクターズ・ラボ(株)とビーエーシー・アーバンプロジェクトが提供する「ReRem(リリム)」による店舗公募賃料データを使用している。
13エリアの1F平均賃料ランキングは、「銀座」が4万6,500円(前期比27%増)でトップに復活。次いで「表参道」の4万1,400円(同13%増)、「新宿」の3万8,900円(同8%減)、「渋谷」の2万8,400円(同1%減)と、都心エリアが上位を占めた。5位には「心斎橋」の2万4,300円(同0.0%)がランクイン。銀座や表参道、新宿といった優良エリアは回復傾向が継続中だが、全体的には各エリアとも横ばいとなった。
なお、復興特需が一段落した「仙台」は2万1,200円(同2%減)。特需の反動はあまり見られず、堅調に推移している。