不動産ニュース / 調査・統計データ

2013/10/3

東京Aクラスオフィスビル。投資では物件見極めが重要に/ニッセイ基礎研究所

 (株)ニッセイ基礎研究所は3日、東京のオフィスビル市況に関するレポートを発表した。
 
 民間の調査機関のデータを基に、不動産投資の面から分析したもの。
 
 2013年前半までの東京都心Aクラスビルの市況の低迷は“2012年問題”と呼ばれる東京都心部における大規模ビルの大量供給によるものに、リーマンショックや東日本大震災といった要因も加わり、市況はさらに悪化。11年第3四半期5.0%だった空室率は13年第2四半期には9.0%と、急速に悪化した。

 しかし、賃料では12年第4四半期、空室率では13年第1四半期頃から回復傾向が見られ、特に12年1年間の需要増加面積は大量供給の供給増加面積を上回るほどに。

 現在、Aクラスビルを中心に回復が明確となっているが、理由としては景気の回復によるテナント需要の拡大や13年の供給量の少なさによる需給改善、賃料下落による都心Aクラスビルの賃料の値ごろ感等が考えられとしており、12年に新築されたAクラスビルの多くは稼働率は9割を維持する状況にあると分析した。

 一方で、東日本大震災後、テナントのビル選定基準が明確化。ビル間の需要に格差が生じてきており、オフィス投資では、これまで以上に物件ごとの競争力の見極める必要があると指摘している。

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年12月号
コスパと効果、どちらも大切!
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/10/1

「海外トピックス」を更新しました。

vol.433 世界遺産都市マラッカの医療ツーリズム環境【マレーシア】」を更新しました。

医療を目的に渡航する「医療ツーリズム」。マレーシアは近年、その医療ツーリズムの拠点として成長を遂げています。今回は、歴史的街区が有名な国際観光地マラッカの病院を取材。多くの医療ツーリストを受け入れている環境について探りました。…続きは記事をご覧ください☆