不動産ニュース / 開発・分譲

2013/10/4

川崎に総戸数670戸のマンション。蓄電池・HEMS連携システムを日本で初導入/三井不動産レジデンシャル

「パークタワー新川崎」外観イメージ
「パークタワー新川崎」外観イメージ
「免震構造、72時間の非常用発電設備の設置、日本初となるHEMS対応リチウム蓄電池の全住戸への完備など、安心安全をキーワードにプロジェクトを推進してきた」などと語る同社横浜支店長の徳川浩一氏
「免震構造、72時間の非常用発電設備の設置、日本初となるHEMS対応リチウム蓄電池の全住戸への完備など、安心安全をキーワードにプロジェクトを推進してきた」などと語る同社横浜支店長の徳川浩一氏
モデルルーム(2LDK+SIC)の様子
モデルルーム(2LDK+SIC)の様子

 三井不動産レジデンシャル(株)は、免震超高層分譲タワーマンション「パークタワー新川崎」(川崎市幸区、総戸数670戸)のモデルルームを5日にグランドオープンする。

 同プロジェクトは、総開発面積約2.3haの大規模再開発「鹿島田駅西部地区第一市街地再開発事業」内に開発されるもの。鉄筋コンクリート造一部鉄骨造地上47階地下2階建て、敷地面積6,131.20平方メートル、延床面積7万5,861.66平方メートル。
 JR横須賀線・湘南新宿ライン「新川崎」駅徒歩3分、JR南武線「鹿島田」駅徒歩4分の3路線が利用可能。新設のペデストリアンデッキで2駅と接続する。

 再開発全体街区は、商業・健康施設を主体とする「生活利便施設棟」と、住宅を主体とする「住宅棟」の2つから構成。「生活利便施設棟」は、物販・飲食・サービス店舗を誘致し、地域密着型のテナント構成とすることを計画。りそな銀行や小学館集英社プロダクションによる保育所などの出店を予定している。

 マンションの各住戸内には、(株)日立製作所、日立マクセル(株)と開発した蓄電池・HEMS連携システムを日本で初めて導入。これにより、各住戸の電気代節約と電力需給ピークカットや非常用電源の確保などを実現する。
 専有部では、家族内のコミュニケーションが深まるプランを提案。すべての居室入口がリビング・ダイニングに面するリビングイン設計を採用する。
 共用施設では、「ライブラリーコーナー」や「スタディルーム」、イベントを開催できる「コミュニティスタジオ」を用意したほか、「スカイリビング」、「ゲストルーム」も設置する。
 また、居住者同士の交流が深められるように、夏祭りや防災イベントなどの開催も計画している。

 専有面積45.21~92.04平方メートル、間取り1LDK~4LDK。予定販売価格は3,300万円台~8,400万円台。予定最多販売価格帯4,400万円台。これまでに周辺エリアに住む20~30歳代を中心に、資料請求約5,000組、1,000組のモデルルーム来場者を得た。竣工は2015年3月中旬、販売開始は13年11月上旬の予定。

 2日に会見した、同社執行役員横浜支店長の徳川浩一氏は「住宅と商業利便施設を開発、デッキで駅とつなぐことにより地域住民の利便性の向上に資する事業。免震構造、72時間の非常用発電設備の設置、日本初となるHEMS対応リチウム蓄電池の全住戸への完備など、安心安全をキーワードにプロジェクトを推進してきた」などと語った。

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