(一社)プレハブ建築協会は4日、国立オリンピック記念青少年総合センター(東京都渋谷区)で、「平成25年度住宅産業CS大会」を開催した。
協会会員各社の情報交換を行なうことで、業界の品質レベルを高め、より一層の顧客満足を目指し、住生活の向上に寄与することが目的。今年度は、メインテーマを「CSへの取り組み」、サブテーマを「多様化するお客様とのつながり」とし、会員企業4社による事例発表および特別講演を実施した。
事例発表では、積水ハウス(株)が「感性豊かに情報発信する接点」をテーマに、同社総合住宅研究所や住まいの夢工場など顧客とのコミュニケーション拠点における事例や取り組み、新入社員による被災地復興支援活動の様子などを紹介。
続いて、(株)安藤・間が「持続可能な地産地消型社会実現への取り組み スマートコミュニティ」を、大成建設ハウジング(株)が「お客様とのつながりを続ける新たな点検メンテナンス制度」を、旭化成ホームズ(株)が「FAQシステムの活用による業務効率とCSの向上」をテーマにそれぞれ事例を紹介した。
冒頭挨拶した同協会専務理事の菊田利春氏は、10月1日付けで一般社団法人に移行したことを報告。長期優良住宅対応のメンテナンスガイドラインやCSの品質中期計画、復興公営住宅について触れ、「2015年度目標という形でCS品質の中期計画を策定した。各社でこれに沿った取り組みに全力を尽くしていただきたい」などと語った。