(一財)ハトマーク支援機構は10日、(株)ネクスト、(株)いえらぶGROUPと業務提携を締結。47都道府県の宅建協会会員の自社ホームページ作成等のバックアップを行なっていく。
ホームページを使った集客が一般化する中で、未だに自社ホームページを持たない会員が23%も存在し、「IT営業に先駆的な会員とITスキルの高くない会員との格差を埋めていく必要がある」(同機構理事長・和氣猛仁氏)との観点から提携に至ったもの。
ネクストは、全宅連会員に対し、ホームページ支援商品「次世代ホームページAnnex」を提供。同商品は、全宅連会員仕様にデザインされたホームページを簡単に作成できるというもので、携帯電話やスマートフォン、ブログ、SNSにも最適化されている。会員の必要に応じて、同社のポータルサイト「Home's」との連携も可能。利用料金は、初期設定料5万円、月額利用料1万円。
いえらぶGROUPは、不動産業務支援の総合パッケージシステム「いえらぶCLOUD」を提供。同システムは、ホームページ作成だけでなく、不動産物件情報管理システム、反響獲得のためのコンサルティングをパッケージしたもの。ホームページ作成費用20万円、月額利用料は5万円。
同日会見した和氣理事長は「不動産流通事業者のIT化は、ここにきてまた一歩進み、これまでのようにポータルサイトに物件情報を出しておけばいい時代から、自社ホームページをしっかりつくる時代になった。中小事業者のホームページは、意外なほど見られている。提携をした両社には、それぞれの特長を活かした会員支援をお願いしたい」などと語った。