(一社)日本木造住宅産業協会は15日、千代田区立内幸町ホール(東京都千代田区)で、同協会会員を対象に、平成25年度経営セミナー「『大動乱時代と日本』~日本再生への覚悟~」を開催した。
セミナーに先立ち、同協会専務理事の熊 建夫氏が挨拶。今年の4月に一般社団法人に移行、会員数が550を超えたことなどを報告し、「第一の課題、リフォームに関して、会員のアシストのため今年の4月に木住協のリフォーム支援制度を立ち上げた。次の課題としては今後、大規模な木造建築物を推進していく」などと語った。
セミナーでは、講師をテレビやラジオのキャスター、コメンテーターとして活躍するジャーナリストの嶌 信彦(しま のぶひこ)氏が務め、定員200名で満席と盛況の中、政権交代が続く世界の国々の政治・経済、また二極化する社会について、具体例を挙げながら解説。
続いて幕末の明治維新、敗戦直後に続く「第3の国難」を向かえている日本の現状に触れ、「内需型企業のアジアへの進出」や「セカンドハウスを持つ時代」などをキーワードに、日本再生へ向けた今後の動きを予測した。