不動産情報サービスのアットホーム(株)は29日、同社のネットワークにおける2013年9月期の首都圏新築戸建・中古マンションの登録価格および成約価格データを公表した。
対象は、登録物件が新築戸建て8,455件、中古マンション1,092件。成約物件が新築戸建て1,535件、中古マンションが348件。
新築戸建ての平均登録価格は、1戸当たり3,260万円(前年同月比2.3%上昇)。平均成約価格も1戸当たり3,277万円(同 3.7%上昇)と、いずれも7ヵ月連続のプラスとなった。これは成約の約25%を占める埼玉県で3,000万円台、4,000万円台の物件が好調に推移し、平均価格が大幅に上昇したこと等によるもの。
一方、中古マンションの平均登録価格は、1戸当たり2,176万円(同1.9%上昇)と、3ヵ月連続のプラスとなった。平均成約価格は、1戸当たり 1,934万円(同3.5%下落)と再びマイナスに転じた。東京23区で成約価格が登録価格の平均を450万円超下回るなど需給のズレが目立つ傾向に。また、2,000万円未満の物件の割合が6割に迫り、成約価格が8ヵ月ぶりに2,000万円を割り込むなど、ユーザーのニーズが低額物件に集まっていることなどが要因。