(株)NTTスマイルエナジーは1日、同社のクラウド型電力見える化サービス「エコめがね」の事業成果と今後の事業戦略に関して報告した。
「エコめがね」は、家庭用の分電盤にPVセンサを配置し、PV発電量や消費量の情報を計測。そのデータをインターネットを通じてクラウドサーバーに蓄積、スマートフォンや携帯電話、パソコン等で閲覧できるサービス。2011年11月にスタートした。
2年目からは、電力の全量買取市場向けのネットワーク設備がない環境でも導入が可能な「エコめがね全量モバイルパック」、余剰買い取り市場向けの「エコめがねHEMSパック」、端末やOSに依存せず、どこからでも発電状況を確認できるサービスなどを追加。販売パートナー数は100社から450社に増加。販売台数累計1万台の実績を挙げた。
今後は、「エコめがね」のサービスを通じ、販社と施主の長期的信頼関係の維持・向上に貢献。「エコめがね」を通じて収集したエネルギー情報を、研究機関や多拠点の発電設備を保守する販社等に活用し、スマートグリッドを実現する分散型エネルギー社会に貢献していく方針。
説明会で挨拶した同社代表取締役社長の谷口裕昭氏は、「エネルギーの見える化で始まったエコめがねが、販社と施主とをつなげる見守りサービスに発展したように、サービスも変化してきた。さらにユーザー数を増やすことで、分散型ネルギー社会を支えるエネルギー情報サービスの展開と情報の価値を拡大できる」などと述べた。