住友林業(株)は1日、西梅田スクエア(大阪市北区)で、「まるごと体感! 人と地球にやさしい家づくり」をテーマに、住まいづくりを総合的に体感できる博覧会「住まい博 2013」を開幕した。
「住友林業の家」の構造躯体や設計手法、各種部材、設備等を一挙に展示する体感型博覧会。東京・名古屋・大阪の3大都市圏を中心に1998年より毎年実施している。大阪では今回、開催以来初となる1ヵ月間(12月1日まで)の長期開催となる。
安全・安心な住まいづくりを体感できる「テクノロジーコーナー」、木質感あふれる空間と機能的な収納を提案する「木のぬくもり体感コーナー」、子育てをテーマにした設計提案 「ハグくみの庭コーナー」など、さまざまなコーナーを用意。
メインとなる実験コーナーでは、3つの性能実験を実施。木と鉄の耐火実験やBF構造体と一般的な鉄骨構造体との強度比較実験ほか、厚さ50mmのALS板と「きづれパネル」を使ったモルタル壁との外壁強度実験を見ることができ、来場者は地震や火事に耐える構造の強さや台風等による飛来物に対する外壁強度が確認できる。
2日の記者内覧会で会見した同社取締役常務執行役員の和田 賢氏は「もともと来年2月に開催を計画していたが、消費税増税を見据え前倒しにした。新規顧客6,000組の来場が目標。今回は設備メーカーなどが入らない当社オリジナルで、当社の特長を伝えるべく非常に濃い内容としている」などと述べた。
なお、同イベントは、9~10日に横浜・みなとみらい会場(パシフィコ横浜/横浜市西区)でも開催する。名古屋は2014年2月開催の予定。