三井不動産(株)は7日、2014年3月期第2四半期決算説明会を開催した。
当期(13年4月1日~9月30日)は、連結売上高6,361億5,100万円(前年同期比3.3%増)、営業利益692億700万円(同13.1%増)、経常利益568億1,900万円(同20.7%増)、当期純利益398億5,200万円(同48.3%増)。
主力の賃貸事業では、オフィスビル、商業施設共に予定通り順調に推移。分譲事業は、投資家向け分譲等で、日本アコモデーションファンド投資法人への賃貸住宅の売却等により営業収益321億3,600万円(同214.0%増)、営業利益35億6,600万円(同129.0%増)を計上したが、個人向け住宅分譲では大型物件の竣工が第4四半期に集中、当期は完成在庫が少なかったことから、全体では減収減益。ただし、足下の販売状況は非常に好調であるとした。
また、マネジメント事業においては、主に三井不動産リアルティによる既存住宅の仲介事業が好調に推移し、仲介件数累計2万1,084件と上半期で比較すると過去最高となった。
説明会で同社経理部経理グループ長の富樫 烈氏は、「全体的に非常に予定通り順調に推移している。仲介事業が好調であったのはアベノミクスや金利先高感に加え、情報量が多くなってきていることが影響しているのではないか。この環境が続けばしばらくは良い状況が続き、上ぶれるかもしれない」などと述べた。
通期業績では連結売上高1兆5,300億円、営業利益1,600億円、経常地益1,320億円、当期純利益650億円を見込む。決算詳細はニュース参照