

(公財)日本賃貸住宅管理協会は7日、「第1回 日管協フォーラム 2013」を、日本教育会館(東京都千代田区)で開催した。
同協会の主要11委員会の活動内容や成果を一堂に発表するもので、同協会のイベントでは最多となる、300社・約1,100名の来場者が詰めかけた。
国際交流委員会は、「日本人には敬遠されるが、外国人には受け入れられる部屋」などの実例を挙げながら、外国人対応や外国人向け賃貸住宅の管理ノウハウについて解説。賃貸管理研究会は、管理会社としての標準的な管理業務モデルの検討を行ない、報告書としてまとめたものを発表。定期巡回やテナントリテンション業務、盗聴検査業務などについて、標準的な管理と先進的な会員による管理の違いを説明した。
レディース委員会は、国土交通省住宅局住宅生産課長の伊藤明子氏が「住生活産業は女性に期待する」をテーマに講演。その後、3名の女性ジャーナリストによるパネルディスカッションを行なった。日管協総合研究所は、近時の賃貸住宅トラブルの質的変化の特徴を挙げ、入居中および退去時における具体的な相談事例を紹介。併せて、賃貸トラブルの対処法もアドバイスした。
また、4回目となる「JPM夢の賃貸住宅学生コンテスト」の結果発表も行なわれた。今回は、「ずっと住み続けたい賃貸住宅」がテーマで、過去最多となる78点の応募を集めた。最優秀賞には、工学院大学・西尾甚一氏の「彩緑農都(さいえんのうと)~人が彩る都市の情景~」が選ばれた。
なお、同フォーラムで配布された資料は後日、同協会ホームページに掲載する予定。