ジャパンリアルエステイト投資法人(JRE)は18日、2013年9月期決算を発表した。
当期(13年4月1日~9月30日)の営業収益は262億2,500万円(前期比3.4%増)、営業利益107億8,100万円(同1.4%増)、経常利益91億4,300万円(同4.5%増)、当期純利益91億2,900万円(同3.5%増)、1口当たり分配金は1万5,366円となった。
一部テナントの入れ替えによる影響で、期末の入居率は96.3%(同0.4ポイント減)。新たに「名古屋広小路プレイス」(名古屋市中区)、「四条烏丸センタービル」(京都市下京区)の2件を取得、「日本ブランズウィックビル」(東京都渋谷区)の建物部分を譲渡するなど、外部成長によるポートフォリオの強化と収益の底上げに努めた。期末の保有物件は62物件、取得価格総額7,942億3,000万円。総賃貸可能面積は71万3,180平方メートル、テナント総数1,146。
また、投資口の分割を発表。13年12月31日を基準日として、1口につき2口に分割する。この分割で、発行済み投資口数は118万8,280口、発行可能投資口数は400万口となる。
同日開催の説明会で、同社代表取締役社長の片山 浩氏は「NISAの導入にあわせ、より多くの人が投資口を得られることを目的に口数の分割を決定した。個人投資家の裾野を広げ、長期的に安定した運用を目指す。今後内部成長の戻りが見えてくるまでは、外部成長を重視し、新規物件取得に注力していく」などと述べた。
次期は、営業収益259億8,000万円、営業利益107億7,000万円、経常利益90億2,000万円、当期純利益90億円、1口当たり分配金は7,580円を見込む。