野村不動産(株)は19日、日本橋室町野村ビル「野村コンファレンスプラザ日本橋」(東京都中央区)にて、第6回「環境を考えるシンポジウム」を開催した。
同シンポジウムは、一人でも多くの人に地球環境や自然の大切さを考えるきっかけづくりになることを目指し開催しているもの。6回目となる今回は、「これからのライフスタイルと新しいオフィス環境とは」をテーマとした。
第1部では、造園家・東京都市大学環境情報学部教授の涌井史郎氏、東北大学大学院環境科学研究所教授・工学博士の石田秀輝氏、日本オフィス学会理事の潮田邦夫氏が講演。涌井氏は、これからのオフィスレイアウトに必要な要素として「創造性・未来性」「感性重視」などを提案し、「モノの生産からコト(ライフスタイル)の創造に事業の成果は移り変わる」と述べた。石田氏は、「会社は生活の舞台である」とし、生活の約半分を占めるオフィス生活を充実させる大切さを提案。潮田氏は、「オフィスを作業の場から創造の場へと変化させ、知的創造活動の場にすることが必要」などと話した。
第2部では、同社ビルディング営業二部長の宇佐美 直子氏が加わり、パネルディスカッションを実施。宇佐美氏は、同社が展開するオフィス事業の具体事例などを発表。クリエイティブを引き出すオフィスづくりについて、意見が交わされた。