

積水ハウス(株)は、(株)東芝、本田技研工業(株)と共同で、11月22日~12月1日まで開催される第43回東京モーターショー2013の「SMART MOBILITY CITY 2013」にブースを出展する。
スマートハウスの普及と進化に力を入れる積水ハウスと、太陽光発電やスマート家電によるスマートコミュニティの実現に取り組む東芝、燃料電池電気自動車や超小型電気自動車(EV)などの次世代モビリティの開発・普及を進めるホンダが業界を超えて連携。住まいと家電、自動車がつながることで、人々がより安全に、より便利に、楽しくなる未来の暮らしを紹介。また、燃料電池電気自動車や家庭用コージェネレーションに「水素」を使い、より効率的な、より環境にやさしいスマートモビリティシティを提案している。
ブースでは、積水ハウスのスマートハウスを核に、東芝とホンダの技術を暮らしの中に取り込んでいくシーンを展示した。積水ハウスは、HEMSの機能を拡張し、家族の健康管理や医療、見守りにまで拡大する構想を提案。東芝は、冷蔵庫やエアコン等のスマート家電、電池を使った再生可能エネルギーの安定供給や電気自動車への充電管理といったスマートコミュニティを紹介。ホンダは、水素を使った燃料電池電気自動車、超小型EVの展示と、排気ガスを出さないEVを家の中に引きこみ、EVから家庭内への給電によるエネルギーの有効活用を提案する。
21日会見した積水ハウス代表取締役社長の阿部俊則氏は「当社は昨年、ハウスメーカーとして初めて東京モーターショーに出展し、スマートハウスをアピールした。今年の提案は、住まいと家電・車の関係をより強めることで、生活の快適性と自由度を増すというもので、昨年より一歩進んでいる。当社は、家庭用燃料電池を搭載した住宅の半分を供給してきた。スマートハウスは燃料電池の進化に大きな役目を果たしている。HEMSも、エネルギー管理だけでなく、さまざまな企業の、さまざまなデータを取り込むプラットフォームとして、進化を続けていく」などと語った。