不動産ニュース / 調査・統計データ

2013/11/22

賃料水準の景況感指数、5年ぶりにプラス/東京ビル協調査

 (一社)東京ビルヂング協会は21日、2013年10月期の「ビル経営動向調査」の結果を公表した。会員を対象に四半期ごとに賃料水準と空室率、景況感を聞くもの。今回は267社を対象に実施し、158社から回答を得た。

 東京23区の坪当たり賃料水準(共益費込)は上限2万5,674円(前回調査比318円下落)・下限1万5,579円(同186円上昇)。上限は2期連続下落、下限は4期連続の上昇となった。都心部では、中央区は上限・下限ともに横ばい推移で推移し、新宿区は上限が横ばい、下限は下落した。

 平均空室率は23区全体で6.8%(同0.2ポイント上昇)だった。都心5区は千代田区6.1%(同0.3ポイント低下)、中央区6.6%(同0.7ポイント上昇)、港区8.1%(同変わらず)、新宿区8.7%(同0.7ポイント上昇)、渋谷区2.4%(同0.1ポイント上昇)。前回調査時点では各区で空室率が低下したが、今回は千代田区以外では上昇・横ばいとなった。

 賃料水準景況感指数は、3ヵ月前と現在を比較して2.8(同5.3ポイント上昇)と、08年1月以来のプラスになった。3ヵ月後の予測は8.6(同1.3ポイント上昇)。空室景況感指数は3ヵ月前と比較して11.6(同0.6ポイント低下)、3ヵ月後の予測は15.8(同0.2ポイント低下)。

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。