不動産総合情報サービスのアットホーム(株)は26日、同社の全国不動産情報ネットワークにおける2013年10月期の首都圏居住用賃貸物件の市場動向を発表した。
同月の首都圏居住用賃貸物件の登録件数は27万5,064件(前年同月比4.3%減)。1平方メートル当たりの登録賃料は賃貸マンションが2,659円(同2.0%減)、賃貸アパートは2,238円(同1.6%減)。1戸当たり登録賃料は、賃貸マンションが9万3,900万円(同2.3%減)、賃貸アパートは6万800円(同0.5%減)となった。
成約件数は、1万8,668件で前年同月比3.4%減と2ヵ月連続で減少。地域別では、埼玉県が1,941件(同2.4%増)で同29ヵ月連続増と好調が続いているものの、東京23区が、マンションの不振で8,490件(同0.7%減)と17ヵ月ぶりに減少に転じた。また、神奈川県は5,086件(同10.7%減)と4ヵ月連続で下落。東京都下も1,503件(同2.7%減)と下落に。千葉県は1,648件(同0.1%増)と横ばい。
1平方メートル当たりの成約賃料の平均は、賃貸マンションが2,582円(同0.5%減)、賃貸アパートが2,149円(同1.0%減)といずれも下落。1戸当たりの成約賃料の平均は、賃貸マンションが9万400円(同0.6%増)、賃貸アパートは6万2,900円(同0.2%増)と上昇した。