不動産ニュース / 開発・分譲

2013/11/28

住宅分譲事業、戸建てにシフト/すてきナイスグループ

 すてきナイスグループ(株)は、住宅事業における一戸建住宅へのシフトを強めていく。

 同社は、横浜・川崎エリアと東北エリアを中心に住宅分譲事業を展開。マンションは、免震・強耐震を標準化、一戸建ては耐震・劣化・省エネルギー性能などで長期優良住宅基準を上回る性能を持つ「パワーホーム」を中心に販売を行なっている。2014年3月期第2四半期では、マンション計上戸数は570戸(前年同期:333戸)、売上高201億5,600万円(同:125億2,300万円)と伸長。これに対し、一戸建ては売上計上戸数127戸(同:123戸)、売上高43億円(同:42億3,800万円)にとどまった。

 しかし、マンションの伸長は川崎の大規模物件が売り上げ貢献していること、地方都市の駅近コンパクトマンション等一部を除き、今後も供給エリアの拡大は考えていないこと、無理な用地取得はせず、適地に厳選して供給を行なっていくことから、マンション事業の大幅拡大はないとする。

 これに対し、一戸建てについては、東日本大震災被災地の工務店との合弁会社13社を立ち上げ、パワーホームを供給。認定低炭素住宅、CASBEE住宅、ゼロエネルギーハウス、LCCM住宅といった高性能住宅による差別化を進めることで、供給を加速していく。14年3月期通期では、売上計上戸数415戸(同:312戸)、売上高140億円(同:101億4,000万円)まで引き上げる。

 同社代表取締役社長の日暮 清氏は「マンション建築費は、一企業の努力だけでは対策に限界を感じるほど上昇している。一戸建ては、工期短縮等が効果を上げている。また、一戸建てであれば、資材事業との相乗効果も期待できるが、ゼネコンに発注するマンションはそれも期待できない。マンションは地方都市の駅近コンパクト等一部を除き拡大路線は取らず、一戸建てへのシフトを進めていく」等を語っている。

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